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「自己推薦」とは何か?

学校長の推薦は不要で、受験生の誰でも出願できる制度

自己推薦制度とは、生徒が自分で希望で自由に出願できる推薦入試のことです。平成18年までは、山梨県の推薦入試は「学校長推薦=推薦入試」でしたが、平成19年からは、多くの都道府県で導入されている「自己推薦」制度に変わりました。

●自己推薦は主に内申書(調査書という)の評定、自己PR書や志願理由書などをもとに実施する面接が合否の資料となります。平成19年度の場合、大体の高校では「調査書+作文+面接」という三点セット形式がとられました。

*スポーツや文化的活動等を重視する(それで高校の推薦を狙う)場合、「個別表現」という枠組があって、実際どのような活躍をしたかなどを証明するものを提示させる(トロフィーや賞状、メダル、そのときの新聞記事など)方法が取られました。まが、実際に演奏や実演などをやったところもあったようです。

*工業科の中には、実際にデッサンをしてもらったり、模型を時間内に作るなどのことも行われたようです。

●事前に「求める生徒像」が各校公表されていますので、自分にあった高校を見極める参考になります。HP等にも掲載されていますので、「行ってみたい」「受験したい」高校のHPにアクセスして情報を入手しておくことをオススメします。

●また、前期試験(前期募集)は後期試験(後期募集)よりも、1ヶ月ほど早く(例年1月25日あたり)試験を実施しますので、たとえ前期試験で不合格であっても、同じ高校に再チャレンジすることが出来るというのが、大きな特徴といえます。募集人数は、県が入学定員に対する上限を設け、その範囲で各校が決定します。普通科の場合、大体20〜40%、職業系のところは50%くらいでした。(平成19年度)    

自己推薦のポイント

高校の特色に合った「適性と志願(志望)理由」が重要!

今までの推薦入試では、「調査書+面接+作文(小論文)」という組み合わせが一般的でした。

しかし、平成19年度より導入された「自己推薦」では、その高校に対する「適性」「志望理由」が強く問われます。各校が「求める生徒像」を公表したり、独自に選抜方法を定められるようにしたりする県が多いのも、各校の特色にあった生徒を集めたい!という狙いがあるからです。中には、自己アピールや志望理由を口頭で表現させる「自己表現」「パーソナルプレゼンテーション」といったユニークな検査を設ける高校もあります。志願校の過去の選抜内容をチェックし、それにあわせた対策を採ることが必要になります。

自己推薦だから、ドンドン受けるべきか?

「自己推薦」は高倍率の競争!「不合格も当たり前」と気持ちの切り替えが出来るかがカギ!!

 志望校に挑戦する機会が増えるという意味では、自己推薦制度は積極的に利用したい入試といえましょう。しかし「自己推薦」制度の募集人数は、入学定員の20〜50%以内とするところが多いということ。募集枠は限られているのに、その高校を志望する多くの生徒が受験するため、必然的に競争率は高くなります。自己推薦制度は、「不合格の可能性が高い」入試であることを、私達親も念頭に入れておかないといけないと思います。

 もう一度チャンスがあるとはいえ、不合格の体験は子どもに少なからず精神的なダメージを与えます。前期試験を受けるには、「不合格でも立ち直る」気持ちの切り替えの速さと強さがかなり必要になってくると思います。

 子どもたちには「自己推薦では不合格も珍しいことではないんだよ」ということをよく理解させることが必要になります。また親も子どもの性格等を考え、万が一不合格でも、気持ちをどうケアし、励ましていくか?を考えることが大切なのではないかと思います。

自己推薦制度を実際に見て思ったことあれこれ・・・

●子どもが3年間成績もよく、部活動もがんばってやりぬき、生徒会の執行部に所属していたら、「前期試験」は受けてみてもいいかな〜と思った

●部活動や生徒会活動、学業のほかにも、意外に「資格」という学校があり”漢検””英検””数検”など3級以上取得していると良いようなイメージがあった。我が家はそんなことなど全く知らなかったので、前期試験をあきらめた経過がある。いったい誰がそんなことを教えてくれるのだろうか?聞くと「塾」等で率先して取るようになどという指導もあったように見受けられる。塾など行ってない子どもは、そんなこと知らないし、学校でも強く「取れ!」といわない限りは、検定試験なんて受けないんだろうな・・・と思うと、もし、前期試験を考えているお母さんがいるのなら、したたかに(表現は悪いが)計画性をもって、子どもには中3夏までに”3大検定”(漢検、英検、数検のこと)3級以上の取得を狙ったほうがいいと思った。

●前期試験は「不合格が出るのは当たり前」と思ってはいても、それがわが身に降りかかると・・・やはり相当なショックを親も子も受けるということを忘れないでいただきたい。前期試験の合格発表が金曜日だったが、「土・日で気持ちの整理をして、月曜からは後期(後期試験のこと)に向けてがんばろう!」と励まされても、なかなか・・・口にするより難しいというのが本音。合格した子どもも素直に喜べなくって・・・という複雑な心境になってしまったようだ。前期試験に合格した子も、一生懸命がんばったのに、なんとも歯切れがわるい合格発表と言う感じが最後まで残ってしまったようだった。

●現在の前期試験(調査書+作文+面接の3点セット)ですと、一瞬「5教科の学力試験で受験するより、楽そう」とか「3月上旬まで受験勉強で苦しむより、前期試験で決めて気分的に楽にさせてあげたい」とか「前期試験で幸運にも受かっちゃえばラッキーだし・・・」などという考えに思いがちになりますが、決してそんな楽なものではない!ことだけは言えます。→前期試験を受けるのであれば、親も子も「自分棚卸」をまずしっかりした上で、志願するしないを決めるべきだと思います。

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*平成18年度公立高等学校入学者選抜学力検査成績調査結果報告書(県教委)

昨年はどんな試験だったのか?どんな結果だったのか?など。一度読んでみてみるのもいいかも。

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